新刊紹介

『新・航空事業論』―エアライン・ビジネスの未来像―

井上いのうえ 泰日子やすひこ 著(ABIC会員、日本航空)


井上 泰日子 著
発行:日本評論社
  • 発行:日本評論社
  • ISBN:978-4-535-55646-1
  • A5版312頁
  • 2010年4月発売
  • 定価:2800円(税別)

 世界には様々な産業があるが、航空宇宙ほど国家の力量を試される活動領域は他にない。本書は、大学生のための「航空事業」、および「航空事業」と互恵関係にある「ツーリズム」の主に国際経営戦略の点から易しく解説した教科書である。同時に、航空史上の大きな謎「何故、我が国だけが敗戦後7年近くも、同じ敗戦国であるドイツやイタリアには要求されなかった航空に関する調査、研究、教育の禁止までも含む世界の歴史に例をみない完全な包括的航空禁止令が適用されたのか」の解明、また、「航空事業(エアライン・ビジネス)の未来像」の追究にもチャレンジしたものである。

【本書の構成】

第一部 航空事業

  • 第1章 航空の歴史
  • 第2章 規制緩和とオープンスカイ政策
  • 第3章 低コスト航空会社
  • 第4章 航空会社間の提携
  • 第5章 航空事業と航空政策
  • 第6章 航空貨物
  • 第7章 航空安全
  • 第8章 地球環境
  • 第9章 航空事業の基本構造
  • 第10章 空港
  • 第11章 国際航空法
  • 第12章 航空機の進化と国際政治
  • 第13章 エアライン・ビジネスの未来

第二部 ツーリズム

  • 第14章 ツーリズムの基本構造
  • 第15章 オープンな国を目指して -鎖国政策と外国人留学生受入の課題ー
  • 第16章 シンガポールの国家戦略 -ツーリズムの視点からー