マンスリー・レポート No.25 (2002年12月)
活動会員のレポート
  信州大学社会人大学院での講義を担当して
   

大学・オープンカレッジ講座コーディネーター 布施 克彦(元 三菱商事)

 長野県内企業のビジネスマン等を対象とする信州大学大学院 経済・社会政策科学研究課修士課程の講座を、今般、ABICが引き受け、私は講師の一人として第1回の講義を担当いたしました。今回の講座は「商社の事業インキュベーション機能」と題し、新規事業や会社設立において商社の果たす諸機能を、各講師が実際の経験に基づく具体例に沿って解説、検証していくものです。私はその中で、鉄鋼事業における商社機能に関する講義4コマを担当し、10月2日に前半の2コマの講義を行いました。

 講義は、長野県庁に程近い長野県経営者協会セミナールームで午後6時から9時まで行われました。講座への受講登録者は12名。仕事の関係などで欠席者が数名ありましたが、受講者のほぼ全員が講義開始前に集合し、講義は時間通りに始まりました。

 受講者の顔ぶれは多様です。県内の企業に勤務の方、会社を経営されている方、農業自営の方、すでに定年退職されている方、台湾からの留学生など多彩で、年齢も20歳代から60歳代までと、広範囲にわたっています。

 私の講義は、レジュメとOHP、黒板を使って行いましたが、私からの一方的な話ではなく、受講生からの活発な意見、質問などが出され、これに答えました。講義のテーマを中心にしながらも、話題は広範囲に及び、打ち解けた雰囲気の中にも、商社の機能に対する受講者たちの強い関心を肌で感じることができました。

 受講者の皆さんは、年齢層、職種などさまざまですが、教室外でもお互い仲良く交流しているように見受けられました。楽しみながらも貪欲に、自分の住む世界とは違ったところにある情報や知識を学び取ろうといった積極的な姿勢を感じた次第です。

 今回の講義では、講師、受講生が双方向で交流しあい、教室が一体化する感覚を持つことができました。今までとは違った講義経験ができ、私も大いに楽しませていただきました。

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