マンスリー・レポート No.44 (2004年8月)
  AOTSセミナー講師に延べ21名の会員を派遣

 財団法人海外技術者研修協会(略称AOTS)は時代の要請に基づき、今や貿易促進論、中小企業経営論などにつき、企業経営者を海外より招聘してセミナーを開催している。

 2003年3月、当メコンデスクではAOTSがタイ国より食品企業経営者28名を招いて企業経営論のセミナーを計画した際、主任講師として委託を受け、カリキュラム設計に参加した。各講師が新しいトレンドを踏まえ熱心に講義された結果、高い評価を得るところとなり、AOTSではタイ国よりアンコール要請を受けた。

 ABICメコンデスクは昨年(2003年)同様主任講師となり、今年3月に2週間にわたるセミナーの組み立てに全面協力した。アンコールゆえ昨年とほぼ同じコンセプトで講義してもらい、最近問題になっている食品の安全を重点的に取り入れた。タイ企業幹部22名の参加があり、セミナーは今年もまた好評であった。早くも来年の実施が検討されている。

 2003年および2004年にセミナー講師として登場願ったABIC会員は千原長美(元丸紅)、石川清(元丸紅)、本多靖明(元江崎グリコ)、公平伸夫(元三菱商事)、近野治夫(元丸紅)の諸氏である。カシット駐日タイ国大使は両セミナーとも会場を訪れ受講生を激励され、AOTS―ABICの協力を高く評価された。今年は大使館より全講師のレジュメ一式を入手したいと所望された。

 一方、ベトナム企業人向けも2003年11月と2004年3月の2回に分け、AOTSが貿易促進論のセミナーを実施した。11月は企業幹部33名、3月は19名が参加した。3月は当メコンデスクが主任講師としてセミナー構成を担当した。また、講義内容を調整した。ABIC会員の中から榊原三郎(元日商岩井)、大坪俊郎(元ニチメン)、湯浅康生(元三井物産)、野村省一郎(元住友商事)、宮川正裕(元伊藤忠商事)、森田仁美(元フジクラ)、中村恭紀(元日商岩井)、公平伸夫の諸氏に講師として登場願った。セミナーの管理研修に対する受講生の総合評価はAOTSのアンケート調査によると5点満点で平均4.9点であった(11月は4.4点)。

 ABICメコンデスクでは日タイ・ビジネスフォーラム(JTBF)の事務局を担当している。JTBFはタイ国側の要請に基づき組織された団体である。タイ政府の来日VIPや駐日大使と個人ベースで率直に意見交換できる人たちの団体を結成して欲しいという要請であった。従い、タイ国に駐在経験者で、かつ現地主務者だった45人が現在会員となっており、会員はすべての業種を網羅している。AOTSセミナーのカリキュラム上、必要とあれば特別知識を有するJTBF会員にも講師として協力を依頼している。

 AOTSはセミナーを海外においても実施している。2003年1月と3月には国際貿易・投資をテーマにメコン流域5ヵ国の公務員を相手にバンコクでセミナーが開催され、ABIC会員の国分利敬(元三井物産)、中村恭紀両氏に講師として出張願った。

 以上AOTSセミナーにて2003年1月より2004年4月まで、延べ21名のABIC会員が講師として活躍された。AOTS以外の組織にてもセミナー講師の需要があり、既に少数ながら実現している。会員各位が講師として貢献していただく場を拡大すべく努めていくのでご協力をお願いいたしたい。

(メコンデスクコーディネーター 吉川 和夫)

Copyright (C) 2003-2008, 国際社会貢献センター (ABIC)