マンスリー・レポート No.44 (2004年8月)
  小中高校向け講師派遣グループ便り

今年の目標と雑感

 2001年の7月より活動開始の最初の2年間は何でも手当たり次第手掛けるという感じであった。ただ1件1件やり方を考え試行した実験的授業の積み重ねであった。年を明けて今年は今まで施行した学校からリピートオーダーを貰うという事を目標に掲げた。つまりリピートオーダーを取れてこそ、ABIC授業の内容が学校に評価されたという証左になるからである。

 心待ちにしていた所、今年度4月と5月の2ヵ月の間に幸い昨年度の実施先から下記のリピートがきた事をここに報告したい。

 下記のうち横浜市立商業高等学校の授業と日本語指導事業は既に進行中で、他は内容検討中である。今年はABICのような企業OBが講師をする活動を伝え聞いて、他の企業の人から見学の希望や問い合わせが学校に来ているという。しかし誰しもが努力せずに学校の講師ができるものではない。学校の教育目標に合わせて自分の体験の中から必要なものを抽出し、かつ生徒のレベルに合わせて再構成できる人、子供達を感動させる心と共感を呼び起こす特色・専門性(エキスパティーズ)の訓練が要る。学校からの需要が増えるほどそれに応えられる講師供給に責任感を感じる。また夏休み以降の後期のリピートオーダーも楽しみにしている毎日である。

依頼先 受講対象 内容/形態 改正点
横浜市立
商業高等学校・
国際学科
高1 世界の国を知ろう(12ヵ国シリーズ講座)1学期の総合的学習時間 国を昨年と変え、かつ各国事情について学校が事前学習を施す
私立
東京文化中学校
中1、2、3 女子校であるが、国際性の実践をモットーにしている。4ヵ国を4人講師が2回ずつ講義する 今年も様式は昨年同様だが、採りあげる国を変えての試みである
大津市立
粟津中学校
中3 5クラスに分けて5ヵ国の話を5人の講師が担当する 今年で3回連続の依頼。学校の要望で馴れている同じ講師陣で行う
多摩市立
教育センター
多摩市内
小学校5校および
中学校2校=計7校
外国籍児童・生徒の学校ごと個別的日本語指導(毎週1×3回×6ヵ月)。国籍は中国・韓国・フィリピン人の小1から中3にわたる 当該国に駐在経験者を昨年派遣し気心分かった指導方法が大変な効果を発揮し、生徒、親、学校、市に喜ばれ、今年の再施行に結びついた
多摩市立
教育センター
多摩市内小・中学校
教職員のための
夏季研修講座
「企業人からみた環境問題」―昨年度初めて4講師派遣し、普段聞けない話、実務に基づく講演に好評を博した 個別テーマを昨年度とは変えて行う。先生が学校に持ち帰って授業に使えるようなテーマを試みる

(小中高国際理解教育コーディネーター 藤村 登)

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