マンスリー・レポート No.44 (2004年8月)
  ペルー 筑波大学大学院留学生カルロス・佐藤氏への集中講義(スペイン語による)
左から筆者、佐藤氏、日笠講師

 ペルー国農林省技官カルロス・佐藤氏(日系二世)は、筑波大学大学院に約1年8ヵ月留学中で、日本の農林行政制度や農村開発政策について研究中である。特に、日本向けの農産品の開発輸出について強い関心を持っており、昨年末に筑波大学よりABICに連絡あり、同氏に対しペルー農産品の対日輸出に関する問題点、日本側の事情、同国に対するアドバイスなどについて約4時間の集中講義実施の依頼があった(但し、日本語が不十分なので、スペイン語での授業要請あり)。

 ABICとしても「ジェトロ・アンデス食材産業開発プログラム」の調査を終了した時でもあり、早速引き受けることにした。講師は、ジェトロアンデスグループのメンバー森和重(元三井物産、ABICコーディネーター)と日笠徹(元伊藤忠商事)が担当することになり、2月11日に授業を行った。

 内容は、ジェトロ・アンデス食材プログラムの概略、日本食品マーケットの特殊性(厳しい消費者ニーズ)や厳密な法的規制を説明し、それに適した商品開発・パッケイジング、広告宣伝の必要性、品質および量的供給の保証など現地側でやるべきことをアドバイスした。さらに、海外開発援助に対する日本のODA、JICA、JETRO、NGOなどの役割についても質問があり説明を行った。約4時間の授業であったが、実務面からの内容分析と解説であったので、非常に満足してくれた。

(中南米コーディネーター 森 和重)

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