マンスリー・レポート No.54 (2005年6月)
活動会員のレポート
  大分県産品対中輸出振興アドバイザーとしての活動を振り返って
    川口かわぐち ひろし(元 日商岩井)
   
2005年2月23日上海での大分産品展示商談会

 大分県から、2004年度大分県産品対中輸出振興アドバイザーを任され、大分県商業・サービス業振興課とともに、県下中小企業の対中輸出のお手伝いをしました。

 一言で県下中小企業の対中輸出と言ってもその進捗度はマチマチで、“いいちこ”焼酎のように実績があるものや、成約を拡大中の企業、商品から、例えば海水真珠生産企業でこれから初めて中国市場を探ってみようか、というところまで千差万別でした。

 県下企業の活性化のため、距離的、時間的に至便な巨大中国市場への進出・勧誘からスタートしました。まずは、中国市場に興味がある企業、商品的に有望と思われる企業等に参集願い、中国市場への進出勧誘の講演会を大分県庁で2〜3ヵ月間隔で行いました。

 中国が巨大市場であることは誰しも認めるところで、講演会等には数多くの企業に参加いただき、講演会を聞いて、一度、中国市場たるものを本気で検討してみようか、という企業が順次増えたことはアドバイザー冥利みょうりに尽きるところでした。

 講演会では、いわゆる“勧誘”のオイシイ話と中国一般常識的な話を先行しました。その後講演会も回を重ねるにしたがい、オイシイ話の反面、矛盾する事柄を披露、(1) 中国商売の注意点、中国人のしたたかさ、(2) 中国は、法治国家ではなく、人治国家、拝金主義的要素等は否めない等の説明も忘れずにいたしました。

 大分県庁およびアドバイザーとしての第一段階の目標は、県下輸出希望業者と中国側輸入希望業者との“顔見世興行”の仲人役といったところでしたが、本年2月23日、上海にて、県下10余企業の参加を得て産品展示・商談会が開催されたことを喜んで報告させていただきます。

 この展示会では、日中双方の名刺交換が実現しましたが、これを発端としての交信・交流こそが本当のビジネス成立に、一番肝要なことであり、この育成・成長を熱望している次第です。

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