マンスリー・レポート No.60 (2005年12月)
関西学院大学/ABIC産学共同プロジェクト
    『高校生向けアメリカ理解教育普及』
    テキスト出版のためアメリカへ9名派遣
University School of Nashvilleの高校の生徒による学校案内(野村和弘氏(左)と野村哲三氏(右))
イチローの活躍するシアトル・セーフコフィールド球場にて(藤田卓氏)

 ABICは、関西学院大学と共同で国際理解教育事業『高校生向けアメリカ理解教育の普及』プロジェクトに取り組んでいます。来年3月にテキストを出版、4月から高校での出前授業開始を予定しています。

【プロジェクトの目的】(日米センターへの助成事業申請書より)
 日本の経済、企業、文化、社会、国民など全てがグローバル化する中で、アメリカとの関係を常に洞察して行く必要がある。果たして、グローバル化とはアメリカニゼーションと一致しているのか。日本はアメリカをスタンダードにすることが必要なのかを問うことが、これからの日本を背負う若者にも必要だと考える。そういった判断を下すタイミングが大学生になった時では遅すぎる。感受性の強い高校生の時にかかる問題意識に目覚め、アメリカをもっとよく知る必要がある。この観点から高校でもアメリカ理解教育を普及させていくことが望まれる。このために欠かせないのが好書といえるテキストを普及させることだ。
 まず、高校生にも理解しやすいテキストを作成することが肝心である。アメリカに関心を持たせると同時に、アメリカの最新事情をよく知らせるためのテキストの発刊を目的として、更にはそのテキストを使いながら高校で授業を担当するなどして、アメリカ理解教育を普及するための活動を展開したい。アメリカ理解教育に強い関心を有する14名を選考し、2005年度中にアメリカでの実態調査を踏まえて、2006年3月にはテキスト出版を予定したいと考えている。

 本年7月から10月にかけて9名の執筆者をアメリカへ派遣し、執筆者は各自のテーマについて「アメリカ新発見」をキーワードに調査を行いました。この調査に際しては、日本貿易会ABIC支援委員会を通じて現地商社の多大なご支援、ご協力をいただきました。

執筆者のテーマ(※はアメリカ出張者)(敬称略)
関西学院大学教授
(テキスト編者、プロジェクト代表)
藤沢武史※ ディズニーランドの経営秘密
企業家精神の秘密
兵庫大学助教授 石原敬子※ 競争社会アメリカを支えるもの
宝塚西高校教諭(共著) 鈴木譲二
野村和弘※
アメリカおよびアメリカ人のイメージは
どう変わったのか
啓明学院高等学校教諭 長久善樹※ アメリカ料理で味わうアメリカ
啓明学院高等学校教諭 藤川勝洋※ アメリカ人のボランティア意識
関西学院中学部教諭 岡本秀一 アメリカの教育のプラスとマイナス
ABIC会員 野村哲三(元三菱商事)※ Human Nature Has Two Sides; Many Sides.
ABIC会員 高田 忍(元住友電工) アメリカ社会の公平と公正
ABIC会員 藤田 卓(元丸紅)※ メジャーリーグを通して見るアメリカ
ABIC会員 小林庄右ェ門(元日商岩井)※ アメリカンドリーム 二人の実業家
ABIC会員 川本恒彦(元三菱商事) プロムを通してみるアメリカの高校生
ABIC会員(米国在住) 宍倉 勝(元伊藤忠商事) アメリカ人の愛国心
ABIC会員(英国在住) 立脇恵子(ロンドン大学
  大学院修士課程在学中)※
アメリカン・コンプレックス
 イギリスのアメリカに対する思い
 アメリカのイギリスに対する見方

 本プロジェクトは、国際交流基金日米センターおよび米日財団の助成事業に採用され、関西学院大学では学長指定プロジェクトとして、また日本貿易会から各々資金援助を受けています。

(プロジェクトABIC責任者 宇佐見和彦)

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