マンスリー・レポート No.67 (2006年7月)
関西学院大学・ABIC共同プロジェクト 高大連携アメリカ理解教育の普及
  テキスト『アメリカ新発見』刊行記念発表・講演会開催 関西

 7月6日(土)西宮市関西学院大学上ヶ原キャンパスで一般公開講座として『アメリカ新発見』刊行記念発表会を開催しました。当日は、ABIC吉田靖男顧問(6月30日理事長退任)、ABIC三幣利夫理事長の開会挨拶に始まり、関西学院大学井上琢智副学長にプロジェクトの趣旨説明を、またテキストの編者である藤沢武史商学部教授にテキストの紹介を頂きました。

 記念講演の講師としてABIC設立に主導的役割を果たされた一人である日本総合研究所会長(三井物産(株)常務執行役員)寺島実郎氏を招聘、「世界の潮流とアメリカ」と題して講演頂きました。

関西学院大学 井上琢智 副学長
ABIC
三幣利夫 理事長
関西学院大学
藤沢武史 商学部教授
寺島実郎氏

 講演者寺島氏は、冒頭アメリカにおけるNPO活動に言及され、その社会的役割、存在感の大きさに触れ、業界団体(商社業界)、ABICの更なる発展に期待を寄せられました。講演では、各分野の最新の統計数字から最新の世界の潮流について具体的な説明があり、改めて世界の動向と日本の針路を考える機会となりました。

 出席者120名の中には、兵庫県、大阪府の公・私立高校教諭十数名の参加があり、本プロジェクトが目指す高大連携にも多大な関心が寄せられました。また、今回は一般公開講座としたことから、日米センターのホームページを見られた一時帰国中のアトランタ総領事館広報担当のスコット氏が、日帰りで福岡から参加されたほか、地元の市民の参加もありました。

 翌7日には、県立宝塚西高校でABIC執筆者川本恒彦氏が、「プロムを通してみるアメリカの高校生」と題して出前授業を実施、読売新聞英字紙の取材を受けました。本テキストは、関西学院大学の総合講座「アメリカ」、立命館アジア太平洋大学、啓明学院、関西学院高等部、宝塚西高校で正規の講座のテキストとして採用が決まり、すでに使用開始の学校もあります。

 本テキストは、毎日新聞朝刊東京版で「日米関係を考えることで世界のグローバル化に対応出来る国際感覚を養ってもらう事を狙って出版された」と紹介されました。また、早稲田大学のジェームス・M・バーダマン文学部教授から本の帯に下記の推薦の言葉を頂きました。「一昔前、一つの国の“歴史”と“文化”を伝えるには“一つの見方”を“総括的に”でなければなりませんでした。しかし、今は違う。様々な見方、読者を引き付ける色々な話を通して歴史を語るべきです。私たちの時代に合ういい例として『アメリカ新発見』を是非読んで頂きたい」。

 執筆者は、大学教授2名、中・高校教諭5名、ABIC会員7名(内1名米国在住、1名英国在住)の14名、それぞれ多様な分野の専門家で多様なアプローチとなっています。

 本プロジェクトは、本年も国際交流基金日米センター、米日財団、関西学院大学、日本貿易会の資金助成を受けています。

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