マンスリー・レポート No.89 (2008年5月)
活動会員のレポート
  小さな一歩
    ABICボランティアチームメンバー    宮田 みやた 恵子 けいこ
育児相談(左から二人目筆者)
育児・健康相談サポート(中央筆者)

 「私にできることなら…」と軽い気持ちで始めたボランティア活動。なかでも、東京外国語大学留学生支援の会(支援の会)での無償のボランティア活動は6年目になりました。
  支援の会は会員からの会費を主な資金として、各国からの留学生や研究者、そしてその家族に学習面、生活面あるいは経済的な支援をするとともに、相互理解のために交流の場を提供し、友好親善を目的とした活動もしています。

 縁あって、2002年に私は支援の会の会員となり翌年からボランティア活動に参加しました。これまで、ボランティアとして週に一度、大学に出かけ留学生の様々な相談にのったり、幹事として月に一度の幹事会に出席してイベントの企画や運営にも携わってきました。また、会が企画した見学会等にも留学生を引率して出かけるなど多くの行事にも関わってきました。ホームステイやホームビジットを我が家でも引き受け、留学生の「日本のお母さん」に早変わりすることもありました。

 

  支援の会では活動経費の殆どが自己負担なので、大学までの交通費等、時間やお金も随分費やしてきました。時には対応に苦慮する事もあり、正直なところ、ボランティアの難しさを痛感することもありました。それでも、活動を通じて学ぶことも多かったと感じています。その一つは「日本語」の難しさに気づかされたことです。どのような言葉を使ったら誤解を与えずに適切な日本語で留学生と交流することができるかと、私自身の日本語を見直すこととなりました。そしてこのことはABICの「日本語教師養成講座」第2期を受講するきっかけともなりました。

留学生2名に対する定期療養指導サポート
(左から2人目筆者)
入園サポート(中央筆者)

 またこの間、実に多くの留学生たちと出会うことができ、専業主婦としての日常生活から離れ、社会参加の一端ともなったと感じています。さらに支援の会の幹事でもあるABICコーディネーターの田中武夫氏を介して、2007年1月からABIC活動会員としてボランティア活動の輪を広げることが出来ました。それは東京国際交流館で留学生家族の妊娠、出産、育児健康相談や入園・入学、そして留学生の療養指導の通訳サポートなどをするようになったことです。
 「留学生家族の健康相談」には保健所から専門の職員が来てくださり、子育て等の相談に親切に対処してくださいます。自分の国にいても出産や育児には大きな不安が付きまとうものです。その意味でもこの活動は本当に有意義なものと実感しています。いつも温かな雰囲気に包まれ、私は乳幼児たちの健やかな成長を願いながらこの活動に参加させていただいています。
  さらにABICの「日本語教師養成講座」を受講したことで、2007年8月からは週に一度夜、新宿区にあるNPO団体で外国人小中学生の学習支援のボランティア活動にも参加しています。その上、この4月末から、東京国際交流館居住の留学生及びその家族を対象として日本語を指導するABIC「日本語広場」の講師として新たな活動の場に加わることになりました。

  私のボランティア活動は本当に小さな一歩にすぎませんが、家族の協力の下、そしてこの活動で接する人々の笑顔に支えられ、これからも小さな一歩を楽しみながら続けていきたいと思っています。

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