5月28日(土)に、ABICの留学生支援活動の拠点であるお台場の東京国際交流会館で、新しく入館した留学生とその家族の便宜を図るため春のバザーが開催された。 このバザーの運営には、同館に在住の日本人学生や、交流館職員、およびABICの会員がそれぞれの役割を分担し参加した。
今年の春のバザーは福島原子力発電所の事故による多くの入館者の帰国や一時退去、更に新規入館者の減少があり一時は開催を危ぶまれたが、関係者の努力とこの催しを次に来る人達に是非バトンタッチしたいという入館生の思い、そして支援企業とその社員の方々、日本貿易会職員やABIC会員からの熱い応援により無事開催に漕ぎ着けた。
当日は異例の梅雨の早期突入により雨天となったが、館内のスペースを無駄なく活用し、提供頂いた品物を濡らすことなく展示できた。また、外国人留学生とその家族によるお国自慢のファーストフード店や、子供の折り紙教室もキャンプ用テントを使い実施できた。 夕方からは入館生の楽器演奏、歌、曲技、ビンゴゲーム、それに沖縄民謡と舞踏の演奏があり、晴れの日とはまた一味違う、しっとりとした落ち着きの中にお互いが親しみを感じる一日であった。
バザーでは、多くの企業とその社員の方々、貿易会職員やABIC会員からの260箱に及ぶ物品の寄贈を頂き、売上は30万円に達し、昨年並びに一昨年の春バザーを超える金額となった。 この売上金は従来通り交流館の留学生イベント支援等に充当される。ご支援頂きました皆様には厚く感謝申し上げる。
(留学生支援担当コーディネーター 鍬形 勲 )