3月11日の東日本大震災の影響で、企業各社が2012年度新卒者の採用を数ヵ月後倒しした兼合いで、学生側も就活(就職活動)が後にずれることとなったため、授業受講や単位取得に影響が出る懸念が強くなり、立命館アジア太平洋大学(APU)は急遽夏季集中特別講義を実施することとなった。
同学の要請を受け、ABICは以下の3科目合計45コマ(3コマ / 日 × 5日間)の講義を8月8日~12日に実施した。
①「自動車産業論」(英語 95分 / コマ×15コマ 2単位)
②「観光ビジネス論」(日本語 コマ数は同じ 2単位)
③「企業におけるICT利活用とビジネス革命」(日本語 コマ数は同じ 2単位)
いずれも1時限、2時限、昼食を挟んで3時限の毎日3コマ連続5日間という講師、学生共にタフな授業となったが、3科目合計約300人もの受講者が集まった。
もし単位不足があれば就職は決まっても卒業できない事態もあり得るという背景はあるものの、大学側が希望する「4年生向けのより実社会に近い講義内容」と、暑い盛りだけに学生の集中力を切らさない討論・対話等を多くした「双方向型授業」を取り入れたため、学生、大学双方からまずまずのご好評を頂いた。
同学とは開学以来、長年の好関係を続けてきており、今後ともさらに密接な関係を維持していきたい。
(立命館アジア太平洋大学担当コーディネーター
森
和重、
谷川
達夫、
恩田
英治)