2012年7月に伊藤忠商事(株)より出向し、国際社会貢献センター(ABIC)の事務局長に就任いたしました関です。誌面をお借りして自己紹介を兼ね簡単にご挨拶をさせていただきます。
1979年に伊藤忠商事(株)に入社し経理、国際金融、海外市場、総務、広報と主に職能畑を歩んでまいりました。海外駐在は北京に3回赴任し1989年には天安門事件に遭遇いたしました。
職歴では10年弱を広報で過ごし、この間ファミリーマートの広報部長を4年勤め、商社とは異なり消費者と向き合う広報の難しさも経験しました。
私自身の社会貢献活動としては、東日本大震災復興ボランティアとして陸前高田で2泊3日の瓦礫拾いをした程度でしたが、7月より日本貿易会を設立母体とする我が国でも稀な「事業型NPO」の運営に携わることができ本当に嬉しく思っています。国際ビジネスの舞台で活躍されたABIC会員という最強の知的財産を活用させていただき、それを必要とする国内外の中小企業や大学等の教育機関をはじめ、幅広いフィールドへの支援という社会貢献活動は私にとり得難い経験となっています。
着任早々新事務所への移転というABICにとって大きな節目がありました。
設立から今年4月で13年目に入り登録会員数は2,300名弱となり、今後団塊の世代の退職が進むとさらに会員数が増加すると考えられます。また、活動人数は設立翌年の200名から2011年度は約1400名と7倍程度に増加しABICの事業は大きく伸長し、それに伴いコーディネーター、プロジェクトスタッフも増員してまいりました。設立以来日本貿易会内に事務所を間借りしてきましたが、手狭になってきたことや更なる活動強化のため、今年9月同じ世界貿易センタービルの23階に移転いたしました。まさにABICは更なる飛躍に向けた新たなステージに入ったと考えております。今後積極的な対外PR活動を行いABICの知名度を上げ会員の皆様に活躍していただく場、すなわち新事業の開拓と事業基盤の整備を行うことが私のミッションであると考えておりますので、どうぞ皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。