株式会社エムビーエス・東京支社にて、担当者・吉田様
(写真右側)との会議後、2012年12月25日撮影
私がABICのご紹介でやまぐち産業振興財団の首都圏事業化支援コーディネーターに任用されたのは2012年5月からで、現在に至っている。公募の分野が「機械関連」という条件となっており、42年以上にわたる社会人としての経験が、すべてほぼその条件に匹敵するということで応募してみようと考えた。1980年代後半の香港駐在時
代、山口県、宇部興産の関連会社と一緒に、現在のパソコン用記憶媒体機器であるUSBメモリの役目をしていたフロッピーディスクを、香港で現地生産する会社を立ち上げた経験がある。その当時の関係者は、すべてがすばらしい方々ばかりであり、すくなからず山口県には興味をもっていた。
2007年度から、ABICでは首都圏等、販路開発支援事業として、山口県内企業の製品、サービスの首都圏における販路開発支援をしている。
2012年度は、T社とM社がやまぐち産業振興財団から推薦され、5月より活動を始めた。T社は「防爆型自動充填装置」、M社はパテントをもった自社塗料での外壁塗装工事に多くの実績をもたれている。M社はすでに東京支店、神奈川支店をお持ちで、今後他の首都圏、埼玉県、千葉県等に支店拡大をめざしておられる。
T社は競合他社と比較して、ソフトウェアの技師を多くかかえておられ、顧客の個別仕様にこと細かく対応ができる。いわゆる「かゆいところに手が届く」きめ細かく、かつ迅速に顧客対応ができるのが特徴だ。これまで訪問した首都圏企業からはすべて高い評価をいただいている。いったん導入すると10−15年と使用できる機械であり、取り換え時期にあたる最終需要家が狙い目と考えられる。
両社に共通するのは、首都圏企業との面談機会取得までは、事前説明に少々時間がかかることである。インターネットが高度に発達し、資料もメール添付で迅速に添付送付可能な時代を反映しているためだと考える。また同時に、面談時には多くの質問を頂けるし、やはり今後どんなに
IT技術が発達したとしてもFace to Faceの営業は欠かせないと思っている。
一番うれしいのは、面談後に、是非社内で検討したい、ついては追加資料を送付してほしいと依頼される時である。また、面談の日に追加して、別の日にもっと詳細説明会を開催してほしいと依頼される時でもある。
両社の担当者は若いのに商品知識が豊富であり、説明とPresentationが大変上手であり、やはり山口県には優秀な人材が豊富であるという強い印象をもっている。