B to B Meeting風景
スリランカ大使館Wijesekara商務担当公使(中央)・
ABIC会員と(左端が筆者)
国際連合工業開発機関(UNIDO東京事務所)には、以前ABICから常勤ベースで2会員をアドバイザーとして派遣していた時期があった。そのつながりで、共催するスリランカ大使館がABICを知るところとなった。2019年11月26日-27日、本国から10社が来日し、東京の商談会でスパイス、濃縮物、食用ココナッツ製品などを生産・販売する6社に対しての英語通訳者6人の派遣要請を受けた。(山根 学、宮越 勉、鈴木達彦、長坂保男、小松正和、高林美佐子の会員。敬称略)
スリランカは、広大な規模での生産、加工技術も優れている企業も多く、かつ熟練労働人材が豊富であるため、この分野では乾燥ココナッツとオイルの輸出は世界3位、セイロン・シナモンの生産量では世界市場の85%にも上っている。製品は食品・農薬・化粧品業界で幅広く使用されているとのことである。
2会場を借りての商談会で、各企業別にテーブルを設置して、大使館が準備した商談スケジュールに沿って、ABIC会員には来訪する日本企業とのB to B Meetingを通訳アシストしていただいた。都合により両日別の会場となったが、大使館からは関係者はじめ、同大使館商務部公使も連日視察に来られていた。FOODEXのような対象商品が多岐にわたり、かつ国際的な大規模の展示会ではないので、実務優先の商談会であった。
アテンドいただいた前述6会員から、状況の報告も受けた。スリランカ企業の商談会に対する習熟度、輸出の経験度・規模、販売PRの企画等諸準備が各企業によってレベルの相違もあるようにも見受けられた。同様の商談会は、年2回程度企画されているようなので、今後についてもぜひABICで引き受けさせていただいた上で、可能であればABICとの事前打ち合わせ、準備する機会がつくれれば、より実効性のある商談会ができるのではないかという印象を持った。
末筆になりましたが、各会員におかれては企業担当者とよく意思疎通を図って、来客対応・日本市場への展開のアドバイスや関連情報を提供し、2日間という短い間でしたが頑張って活動され、ABICの実力を遺憾なく発揮いただきありがとうございました。