活動会員のレポート

留学生支援バザー

留学生支援グループコーディネーター  竹原 たけはら 正和 まさかず (元 伊藤忠商事)
関西デスクコーディネーター  鹿志村 かしむら かおる (元 住金物産)

東京国際交流館

 5月11日(土)、12日(日)の両日、恒例の春の新入館生歓迎バザーが東京国際交流館で開催された。売り上げは約105千円となり、ABIC事務費用を差し引きバザーの運営を担うRA(※)に留学生サポート活動資金として提供させていただいた。これは102箱もの品物をご寄贈いただいたABIC会員や日本貿易会会員各社のご協力の賜物であり、厚くお礼申し上げる。
 初日の土曜日は五月晴れともいえる快晴。ただお台場特有の風があまりにも強く、外に陳列した品物が周囲に飛び交い、RAたちは準備に苦労していた。それでも晴天の故か、来場者はお子さんたちも含め結構多く、生活雑貨、衣類、学用品などを中心に販売が伸びていった。
 2日目の日曜日の来場者数は全体的に減少したが、来場は途切れずに続いた。RAのアイディアで、14時ごろに館内放送で「16時終了」を告げると入館者がどっと押し寄せ、RAが安価販売に切り替えたこともあり、かなりの数量がはけていった。
 両日とも日本語広場の講師(計3人)にご協力いただき、日本語広場、日本文化教室の宣伝チラシを来場者に配布し積極的に勧誘していただいた。RAにも協力してもらい、会計の際にもチラシを配布した。
 RAは6-7人ほど常駐しており、役割が明確でチームワークも良く、統制がとれていた。秋にも同様のバザーがあるので一致協力していきたい。


兵庫国際交流会館

 5月10日(金)の新入館生歓迎会に続き、5月12日(日)に恒例の新入館生歓迎バザーが開催された。今回で16回目になるが、新入館生約20人をはじめ、既入館者を加え約50人が来場した。今回もABIC会員や日本貿易会会員各社から72箱もの広範囲な品物をご寄贈いただき、売り上げは約3万円となった。この売上金は、ABIC事務費用を差し引きバザーの運営を担うRAに留学生サポート活動資金として提供させていただいた。ご支援くださった皆さまに厚く感謝申し上げたい。
 学生の一部には連休で多忙な日々だったため疲れて休んでいたとか、日曜礼拝があったなどの理由でバザーに参加できなかったとも聞いているが、それでも、アフリカからの学生の数人は、衣類以外にも玩具や各種雑貨など広範な品物をまとめ買いし、売り上げに多大な貢献をしてくれた。9月に帰国し家族に持ち帰るとのことで、大変感謝していた。今回の特徴として、夏物衣類はもとより、食器類、バッグ類、ホットプレートなど電化製品が多く出品された。特に生活必需品は来日間もない学生に非常に好評だった。4月に入館した学生は中国、台湾、ベトナム、カンボジア、フィリピンなどアジア系の学生が多いが、2023年秋に入館したアフリカ・中東からの学生も熱心に物色していた。



(※)RA(Resident Assistant):交流館に居住し、同館に入居する外国人留学生などの日常生活や勉学上のサポートなどを行う日本人大学院生。