総合1位となったGグループ
参加者全員で
8月8−9日、猛暑という言葉が似合う真夏の関西学院大学西宮上ケ原キャンパスに、2024年で18回目となる「高校生国際交流の集い」に参加する高校生と留学生が集まった。
このイベントは、関西学院大学研究推進社会連携機構のスタッフと同大学の学生組織KGIH(Kwansei Gakuin Global Inspiration with Highschool)のスタッフが年初からABIC含めた関係者と連携を取りつつ準備してきたものである。2024年は神戸市立葺合高等学校、兵庫県立兵庫高等学校、兵庫県立宝塚西高等学校、兵庫県立国際高等学校、大阪府立箕面高等学校、大阪府立豊中高等学校、大阪府立千里高等学校、啓明学院高等学校、関西学院高等部、帝塚山学院高等学校の10校から計43人の高校生が参加した。また、スイス、チリ、米国、フランス、ハンガリー、コロンビア、ミャンマー、メキシコ、フィンランドの9ヵ国から計14人の留学生が参加し、KGIHからは27人のスタッフが参加した。ABICからは1日目は岩田事務局長と関西デスクのコーディネーターが私を含め5人全員参加し、グループディスカッションにおける個人賞の審査を行った。2日目は岩田事務局長と私が参加し、プレゼンテーションでの審査を行った。
2024年のイベント・スローガンは「Everything Starts with an Idea ~1つのアイデアで世界を変える~」で、関西学院大学副学長・研究推進社会連携機構長の土井教授による開会スピーチ、教育学部米崎准教授による英語教育に関する講演でイベントがスタートした。
午後から高校生・留学生たちは八つのグループに分かれ、事前にピックアップされていたSDGsの課題の解決策について、本格的なディスカッションを開始した。2日目に入ると、KGIHスタッフのアドバイス等も受けながらパワーポイントによる資料作り、発表内容・方法の具体的な詰めを行い、最終プレゼンテーションに向けた準備をグループ一体となって行っていた。
閉会式では、岩田事務局長によるスピーチの後、審査結果が発表され、上位入賞グループおよび個人賞受賞者に表彰状と賞品が授与された。特に今回より新設された個人賞授与では会場全体が非常に盛り上がった。次いで、関西学院大学社会連携・インキュベーション推進センター長の片山教授より参加者全員に修了証が授与された。
当初はKGIHスタッフの人数不足が懸念されたが、最終的にはプロモーションが奏功して数多くの新メンバーが加わり、貴重なアドバイスを高校生・留学生たちに与えていた。KGIHスタッフの情熱が、プレゼンテーションのクオリティーの高さや交流の集い全体の盛り上がりをもたらしていたと感じた。今回、初めてABIC関西デスクのコーディネーター全員が本イベントに参加したことは意義深く、2025年はさらに大学関係者およびKGIHスタッフとの連携を深めていきたい。