マンスリー・レポート No.31 (2003年6月)
『54歳引退論―混沌の長寿時代を生き抜くために』
筑摩書房
新書判 224頁
¥700(税別)
5月8日発刊
 大学・オープンカレッジ講座コーディネーターの布施克彦氏(元 三菱商事)が、『54歳引退論』(ちくま新書)を執筆されましたので、ご紹介いたします。
 5月21日付、一般書店売り上げランキング(新書・ノンフィクション部門、トーハン調べ)の10位に入りました。

 平均寿命80歳の時代。その一方で終身雇用制度は揺らぎ、リストラの嵐が吹き荒れる。たとえ60歳まで勤めても、年金が期待通りもらえるかどうか分からない。サラリーマンの周囲は不安なことばかりだ。著者は40歳代前半でサラリーマン引退に向けての準備を始めた。紆余曲折を経て54歳でサラリーマンを引退し、現在ABICでの活動を含めた新しい人生を開拓中である。著者は自らの経験をベースに、中高年のサラリーマンに対して新たな生き方を提唱する。会社や国に頼ることなく生きていくための個人力をつけること。そのための人生再構築に向けて、今すぐ準備を始めること。混沌の長寿時代を生き抜くためのヒントが、本書には溢れている。

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