プロジェクトの受託
政府機関や大学が推進するプロジェクトのほか、ABICの法人会員が推進する社会貢献プロジェクトなどを受託しています。
政府機関・大学関係プロジェクトなど
虹の架け橋教室
- 文部科学省「定住外国人の子どもの就学支援事業〜虹の架け橋教室」委嘱事業(2009~2014年度)
茨城県常総市とつくば市に2教室を開校し、参加者はブラジル人の子どもを中心に6年間で382人に上りました。本事業は、2015年度に補助対象が地方自治体の教育委員会・首長部局に変更となり、2016年度に茨城県に引き継がれました。 - 筑波大学「定住外国人児童の職育プロジェクト」(2010年)
筑波大学と協働で「職業育成(職育)プロジェクト」を立ち上げ、在日ブラジル人学校や日本の公立学校に通う外国人児童を対象に、日本語指導や進路・職業指導のワーク・ショップを実施しました。
ABIC法人会員の社会貢献プロジェクト
- 三井物産「在日ブラジル人学校児童生徒支援プロジェクト」
本プロジェクトは2005年より開始し、約20年の歴史を有しています。当初4年間は、在日ブラジル人学校約30校に対して学校側の要望に応じて教育資材等の寄贈を行いました。2009年、リーマンショック(経済危機)が発生し、多くの児童・生徒が保護者に連れられブラジルに帰国した中で、在日ブラジル人学校に通う経済的に困難な児童・生徒を救済し、就学の機会を与えることを目的として奨学金供与に方針が転換され、今日に至っています。2019年度からは、本プロジェクトの奨学金受給者に日本語能力試験の受験を義務付けています。奨学金受給者の約6割が日本永住を希望しており、日本語能力向上は高校卒業、大学や専門学校への進学、就職等に役立つものと確信しています。奨学金供与に加えて、年に一度、日本語授業のレベルアップにつながるよう、各学校に日本語学習教材を寄贈しています。さらに、在日日系ブラジル人支援を行っている複数のNPO法人への寄付を通じて、ブラジル人児童・生徒の日本語のみならず各種技術の習得を支援しています。 - 上記に加えて2025年度より、在日ブラジル人大学生(新1年生および新2年生)を対象に、社会課題解決型の有能な人材の育成を目指し、大学奨学金制度も開始する予定です(応募受付:2024年9月~2025年1月、選考:2025年2~3月、いずれも予定)。
教師・保護者の懇談会
在日ブラジル人学校
支援プロジェクト